2012年7月11日水曜日

グスコーブドリの伝記②

宮澤賢治の作品をちゃんと分かってないのに語るのは

私としては、大変申し訳なくなんなんですが(^_^;)

この作品、かなりヘビーな内容です。

書かれた当時のことを勝手に想像するに

当時の日本は、かなり貧しい状況があることがあります。


しかし、時代を超えてもこの日本において

普遍的な内容であると同時に

宮澤賢治という人の幅広い視野と先見性が分かる作品です。

たびたび起こる冷害と地震 それに伴う人々の暮らし


人間はどう立ち向かうのか?


また自然とどう共生するのか?できるのか?


また子供の教育問題や子供の成長と自立


などが書かれていると思います。


人は思いやりを持ってどう生き行動するか?というのも

そして、今回映画を見ていて

手にとった当時分からなかったことも

少し分かりました。

冷害で食べるものがなくなったグスコー一家

ある日の晩お父さんが、突然 俺は森に遊びにいってくるぞ~って

大声を出して、お母さんの制止を聞かず飛び出します。


数日経って、お母さんが今度はブドリに

残り少ない食料の場所を告げ、


兄妹二人で大切に食料を食べることを告げ

お父さんを探しに森に行ってくるからと出て行ってしまいます。

残された幼い兄妹

両親は口減らしのため、自ら出ていったのです。


ここまでは、分かったのですが当時こんなんでえぇんか?


この手では、なにも解決しないがな~と思っていたのですが

今考えるともう、どうしようもないところまで人が追い込まれた時

どうするのか?という問題が描かれているのだと


今更気づく、お寒いおつむです。

子供を売るということが当時のその地方でたくさんされていたと

歴史の授業などで聞きましたが

このような親御さんももしかしたら、おられたのかもしれません


またこの部分はファンタジーや願望なのかも知れません

ただ親の愛・大人としての愛 賢治の愛を

感じずには、いられませんでした。


そこからまだいろいろとあるのですが、


続きは是非映画と原作をご覧下さい。
(私は、ますむらひろし版の決着の方が好きですが・・・)


そんなわけで・・・どんなわけだ?


今年はおおかみこどもの雨と雪


とともに夏休み子供と親の関係を描いた映画を


是非、観ていただければと思います。


え?突然なんで、この題が?って思われると思いますが


ありがとう浜村淳で放送されている土曜のシネマサロンのコーナーで


もう観たも同然のごとく 何から何まで聞いたからです(๑´ڡ`๑)


だけど観に行きたいなぁ~と思わせる語りのすごさ!(^^)!


最後に映画公開に伴う監督のエール交換をリンクします。

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