宮澤賢治の作品をちゃんと分かってないのに語るのは
私としては、大変申し訳なくなんなんですが(^_^;)
この作品、かなりヘビーな内容です。
書かれた当時のことを勝手に想像するに
当時の日本は、かなり貧しい状況があることがあります。
しかし、時代を超えてもこの日本において
普遍的な内容であると同時に
宮澤賢治という人の幅広い視野と先見性が分かる作品です。
たびたび起こる冷害と地震 それに伴う人々の暮らし
人間はどう立ち向かうのか?
また自然とどう共生するのか?できるのか?
また子供の教育問題や子供の成長と自立
などが書かれていると思います。
人は思いやりを持ってどう生き行動するか?というのも
そして、今回映画を見ていて
手にとった当時分からなかったことも
少し分かりました。
冷害で食べるものがなくなったグスコー一家
ある日の晩お父さんが、突然 俺は森に遊びにいってくるぞ~って
大声を出して、お母さんの制止を聞かず飛び出します。
数日経って、お母さんが今度はブドリに
残り少ない食料の場所を告げ、
兄妹二人で大切に食料を食べることを告げ
お父さんを探しに森に行ってくるからと出て行ってしまいます。
残された幼い兄妹
両親は口減らしのため、自ら出ていったのです。
ここまでは、分かったのですが当時こんなんでえぇんか?
この手では、なにも解決しないがな~と思っていたのですが
今考えるともう、どうしようもないところまで人が追い込まれた時
どうするのか?という問題が描かれているのだと
今更気づく、お寒いおつむです。
子供を売るということが当時のその地方でたくさんされていたと
歴史の授業などで聞きましたが
このような親御さんももしかしたら、おられたのかもしれません
またこの部分はファンタジーや願望なのかも知れません
ただ親の愛・大人としての愛 賢治の愛を
感じずには、いられませんでした。
そこからまだいろいろとあるのですが、
続きは是非映画と原作をご覧下さい。
(私は、ますむらひろし版の決着の方が好きですが・・・)
そんなわけで・・・どんなわけだ?
今年はおおかみこどもの雨と雪
とともに夏休み子供と親の関係を描いた映画を
是非、観ていただければと思います。
え?突然なんで、この題が?って思われると思いますが
ありがとう浜村淳で放送されている土曜のシネマサロンのコーナーで
もう観たも同然のごとく 何から何まで聞いたからです(๑´ڡ`๑)
だけど観に行きたいなぁ~と思わせる語りのすごさ!(^^)!
最後に映画公開に伴う監督のエール交換をリンクします。
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