幼い頃から私を育んでくれた、大好きな風景を離れ
別の市内で、有名な桜並木の側に住んで20年以上経つ
それからも色んな場所に転居したが、
この季節にあの川沿いを離れることはなかった。
大好きな雄大な風景の代わりに
私は、いつも見れるあの風景とともに春夏秋冬と過ごした。
山の稜線の神々しさに、畏怖と敬意を感じ
春には、そこから吹き降ろす風で舞い散る
美しい花びらのじゅうたんを歩いた。
可愛がった犬と一緒に日々歩き
友人や家族と楽しい花見の時間を過ごした
初めての彼氏に自転車を乗せてもらって
通った道でもある。
そんな当り前の風景は、もう当り前でなくなった。
変わらないようでいて、いろんなものがゆるやかに
変わっていくのですね。
今年は、違う川のほとりを歩く。

川のほとりのベンチで、おじいさんとおばあさんが今回の震災のことで世間話をしていた。
自分たちは、力も体力もないし現地に行って何もしてあげることはできないけれど
邪魔にならずに何とか助けにならないだろうか?
続いて、自分たちは年金があって、家に住めて ありがたいねぇ~としみじみ話されていた。
日本中の人々が、日々被災された方に思いを馳せ、
今、当り前と思っていた日々の生活に感謝を感じる
桜の咲く前と咲いた後 日本人の多くの人は、
桜の咲く前と咲いた後 日本人の多くの人は、
これまでにない形で価値観の大転換が行なわれていたのであった。
2 件のコメント:
こるぷんさん
今お住まいの近くにも桜並木があるのですね。
今頃は桜吹雪ですね。
今日の午後から降ると予報されている雨で大方は散ってしまうかもしれませんが、花弁が散って軸だけが残った桜の幹は花が咲いていた時より色が濃くなりますね。
それも風情があっていいですね。
そして新緑の若葉の季節へと・・・。
今お住まいの街並みの木陰を散歩するのも素敵ですよね、きっと!
haiji様
お返事のコメントが遅れ失礼しました(>_<)
はい、今の住んでいる近所にも
短いながら、桜並木があります。
今ではすっかり新緑の並木道です(^o^)丿
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