2010年8月15日日曜日

祈りの言葉

終戦記念日 

私は戦争を体験したことがないし、

生憎 周囲に戦争を体験した人もいない。

だけど、折につけこの戦争のことを知ると様々なことが交差する
その中からいつも思うのは

上に立つものが間違った判断をすると、

とんでもない方向に行くということだ。

必ず命令した人間は、後ろでいたのだ。

自分たちが決したのだから、まずは自分が向かえばいいのに

自分は後ろでいたのである。


さて、 昨今の行過ぎの感がある日本の個人主義は、

この戦争の間違った判断による反動によるものだと思う。

それと同時に戦争を否定するあまり、忘れてはいけないことまで

蓋をすることになってしまったようだ。 

私たちは、たくさんの先人の尊い犠牲の上に立っている。

その方の人生には、私たちと同じように一人一人

誰にも替えれない、それぞれの大事な人生があったということ。

自分の家族を守るため、

それを犠牲にして下さった方がいたのだということを。 

そして、戦争している相手も同じ変わらぬ人間であり、

その方一人一人にも家族も愛する人もいたということ

ここを忘れてはいけない。



たった1度の敗戦は日本・日本人の否定の始まりでもあった。

戦争に向かった判断や、

その後のムチャクッチャな行動の強制には、あんぐりだけど

日本の素晴らしい文化と素晴らしい日本人のそれまでの心を

全否定する必要はないと思う。

死力を尽くし、真剣に日本を守ろうとして下さった人々がいたことに

改めて感謝し、祈るばかりです。

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